【2025年対応】大館市で夢を形に!開業医を支える最大5,000万円の補助金制度「クリニックスタートアップ支援事業

【2025年対応】大館市で夢を形に!開業医を支える最大5,000万円の補助金制度「クリニックスタートアップ支援事業

はじめに

こんにちは。税理士の桜井晃規です。
秋田県大館市では、地域医療の確保と医師不足の解消を目的に、「クリニックスタートアップ支援事業」が開始されました。
この制度は、大館市内で新たにクリニックを開業する医師に対し、最大5,000万円の補助金が交付されるという、全国的にも非常に手厚い支援策です。

これから開業を検討している先生にとって、資金面での大きな後押しとなる可能性があります。
本記事では、制度の概要、対象条件、補助内容、申請スケジュール、注意点までをわかりやすく解説いたします。

制度の概要

「大館市クリニックスタートアップ支援事業」は、地域の医療提供体制を維持・強化するために設けられた制度です。
大館市内に新規で診療所を開設する医師に対し、建設費や医療機器費用などの一部が補助されます。

補助対象となる医師

次のすべての要件を満たす必要があります。

  1. 継続して12年以上診療を行う見込みがあること
  2. 大館北秋田医師会に加入し、地域医療へ積極的に貢献すること
  3. 市が実施する夜間・休日救急などの事業に協力すること
  4. 大館市内に居住していること
  5. 市税などの滞納がないこと
  6. 過去にこの補助金の交付を受けていないこと

12年の診療継続という条件はありますが、開業を本格的に検討している方であれば、自然と満たす条件といえるでしょう。

補助内容

対象経費の2分の1以内(上限5,000万円)が補助されます。

補助対象となる経費例:

  • 土地の取得費
  • 診療所建物の建設費
  • 建物の取得・改修・解体費(※空き家登録建物の場合は3分の2)
  • 医療機器の購入費
  • 市税などの滞納がないこと
  • その他診療に必要な設備費用

※開業後の運転資金は対象外です。

新築で診療所を建てる場合、建設費だけでも5,000万円に達するケースが多く、満額補助を受ける可能性も十分にあります。
また、空き家登録の建物を利用する場合には補助率が3分の2に引き上げられるなど、地域資源の活用を促す独自の工夫もされています。

申請スケジュールと注意点

補助金の申請は、診療所建物や施設設備の工事着手年度の前年度中に行う必要があります。
例)令和8年4月に建設工事を着工予定であれば、令和8年2月頃までに申請する必要があります。(このスケジュールについては、大館市役所に確認済みです。)

※着手前の事前申請が必要なので、事前相談は必須です。

まとめ|大館での開業を検討する医師の方へ

「クリニックスタートアップ支援事業」は、医師不足に悩む自治体が独自に設けた支援制度として、全国的にも高水準の補助金制度です。
資金面の負担を大きく軽減できるだけでなく、地域貢献という観点からも意義ある取り組みといえます。

※制度の詳細につきましては、以下の大館市HPもご確認ください。

「大館市クリニックスタートアップ支援事業」
https://www.city.odate.lg.jp/city/soshiki/kenkokikaku/p11045

当事務所では、秋田・青森を中心に多数のクリニック開業をサポートしてまいりました。
本制度の活用を含め、資金計画・事業計画・行政対応までトータルでお手伝いいたします。

「補助金を活用して大館で開業したい」
「申請にどのような準備が必要か知りたい」

という先生は、どうぞお気軽にご相談ください。

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